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ハーレー・ダビッドソンの魅力
豪快な独特のエンジン音を轟かせるビックVツインとぶっ太いタイヤ。
ハーレー・ダビッドソンはまさに、広大なアメリカ大陸の草原や砂漠を突っ走るのに最適なマシンです!
その大きな独特な魅力的なボディ、堂々とした風格は、まさにアメリカ文化のそのもの、
といっても言い過ぎではなさそうです。
長い年月や月日を経て、
その変わらない姿はいつの時代も、人の心をとらえて離しません。
ハーレー・ダビッドソンの歴史
ライト兄弟が人類初の動力飛行実験に成功し、自動車も、フォードがモデルT1号を発表した1903年のこと。
空だけでなく、陸上交通の面でも記念すべき、この年に、ウィスコンシン州ミルウォーキーで、ハーレーダ・ダビッドソンは創業しました。
設計をW・ハーレー、
製作をアーサーと
ウォルターの
ダビットソン兄弟が担当した
原動機付自転車が思いがけず彼らの友人の注文を受けたことがそのきっかけとなりました。
ダビッドソン家の長兄ウィリアムの協力を得まして、
彼らの名の称号を付けた、
ハーレー・ダビッドソンは世界的オートバイメーカーへの道を着々と歩み始めました。
Vツインエンジン
ハーレーといえば代名詞になっている、飛行機の星型エンジンを2個切り取った、と言われている45度Vツインエンジンの発表は創業からわずか6年後の1909年の事でした。
それ以来110年以上近く細かな改良はあるものの、
ハーレーはVツインと言うポリシーを貫いていることになりますが、
しかし、最新テクノロジーを誇る日本製オートバイとの市場競争で、
現在も決して引けをとっていない事は注目に値することでしょう。
お世辞にも日本製のオートバイメーカーと比較しても故障が少ないなんて言えません。但し、その負がハーレーダビッドソンの場合、逆に魅力的に感じるので不思議でなりません。
故障の少ないオートバイを選ぶなら日本製のオートバイを選べばいいことです。
そこを気にする人はハーレー・ダビッドソンを選ばないのです。
無機的なスピードの追求や乗り心地の良さといったもの以前の、
オートバイに乗ると言う行為そのもの、つまり、風を楽しんだり独特のハーレーサウンドを楽しむためにハーレーを選ぶ人が多いと言うことでしょう。
だとすれば、ハーレーは1930年代から少しも進歩していないとは、非難の言葉ではなく、むしろ、いち早く究極に達し、変えようがない位すでに完成していた称賛の言葉に値するものであります。
まさかの発表
2020年12月時代も大きく変化しました。何よりもヨーロッパを始め各国で2030年から2050年位までにガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機は全面廃止にすると言う発表がありました。それに伴いハーレーダビッドソンでもガソリンエンジンではなく電気モーターによる駆動のオートバイを発表しました。電動ハーレーの動画も見ましたが音もモーター音なので全く静かでハーレー・ダビッドソンとはとても思えません。
別物ですね。
地球環境保護を優先しないと仕方ありませんが、
いつか、それほど遠くない日までにハーレーサウンドはなくなってしまう時代が訪れるのかと思うと、現役のハーレー乗りとしては少し寂しい限りであります。