私は、もうすぐ2歳になる娘を持つ母親ですが、子供の教育としてモンテッソーリ教育を取り入れています。
中には同じように、妻から「うちはモンテッソーリ教育で育てよう」と言われた事がある人もいるでしょう。
とはいえ、聞いたことがない教育方法になかなか関心が持てなくて、ついつい「ふーん、そうなんだ」と他人事のように感じてしまう人も多くないと思います。
教育は母親に任せているから、父親にはやれることは無いと思っているのであれば、それは大きな間違いです!!
そもそも教育というのは、家族で協力してやっていかないと意味がないと思います。
もし、今まで任せっきりでどう関わっていけばいいかわからないという人は、ぜひこの記事を最後まで読んで頂きたいです。
この記事では、モンテッソーリ教育での父親としての関わり方をご紹介します。
妻に「子供の事はほったらかしで何もしない人」と言われないためにも、今後は積極的に子供の教育に関われるようにしたいですよね。
父親としてやれることはたくさんあるという事を、みなさんには知っておいて頂きたいです。
意識が変わる事で、家族が笑顔で過ごせるようになりますよ!
目次
モンテッソーリ教育とは
まず、モンテッソーリ教育とはどういう教育なのかという事を知っておく必要があるでしょう。
ただ叱る事、教える事だけが教育ではないのです。
モンテッソーリ教育は、子供をよく観察し、子供のペースに合わせて、興味を持っている事を学ばせてあげる教育です。
そのために、大人が環境を整えてあげ、サポートしてあげる必要があるのです。
父親は、仕事に出ている人も多いので、常に子供と一緒に居れるわけではないですし、サポートするのは難しいと思うかもしれません。
しかし、保育園に預けて昼間は仕事に出ている母親もいますよね?
そのような母親が、全ての教育を保育園に任せているわけではありません。
むしろ、保育園では保育を目的としているため教育をしてくれる所ではないのです。
家に居る時間を使って、親は子供を教育してあげなければなりません。
教育というと、数字の勉強や文字の勉強、しつけ等を想像する人が多いのではないでしょうか?
実は、歩こうとしている子供のサポートや、指で小さいものをつまもうとしている子供のサポートをする事も教育の一環なのです。
そのために必要な教具(知育玩具)を使って、遊びを通して子供の能力を発達させるサポートをします。
サポートと言っても、全てを手伝うわけではなく、子供を見守り、好きなようにやらせてあげる事がモンテッソーリ教育です。
主役は子供です。
脇役である大人は、常に主役と共にするわけではなく、その時々で力を貸してあげれば大丈夫なのです。
仕事から帰ってきてから、休日家に居る時、それだけでも十分にやる事があります。
たまに登場する脇役こそ、重要なキャラだったりしますよね?
子供との時間を大切にして、少しでもやれることをやってあげましょう。
父親の関わり方
では、実際に父親は子供に何をしてあげられるのか、モンテッソーリ流の子供の関わり方をご紹介します。
お風呂でモンテッソーリ
仕事から帰ってきて、平日はお風呂の時間くらいしか子供と遊べないという人もいますよね。
しかし、このお風呂の時間こそ、モンテッソーリ教育にピッタリなのです。
お風呂で使える教具はたくさんあります。
例えば、お風呂ポスターでは数やひらがな、英語が学べます。
指を動かす力を発達させるためのパズルや絵本だって、お風呂用の物があるのです。
うちの娘は、コップの水を別の器に移し替える事に興味を持っている時期です。
そういう活動こそ、お風呂の中でやらせてあげれば、床に水をこぼしてしまうことも無いのでおすすめですよ。
子供がその時一番興味がある事をさせてあげれば、お風呂の時間を楽しんで過ごす事が出来ますよね!
お風呂を嫌がる子が、好きになってくれるかもしれません。
体を使ってモンテッソーリ
お休みの日や、少し時間がある時でいいので、母親ではなかなか出来ないような体を使ったアクロバティックな遊びをしてあげるのもいいでしょう。
大人が仰向けになった状態で、両すねの上にうつぶせに子供を乗せ、前後左右に動かしてあげる遊びは、バランス感覚を養う事が出来ます。
子供が大きくなってくると、母親の力では子供を乗せるのは結構大変な事なので、父親の力が必要なのです。
手押し車や、ぶら下がり運動も子供の運動能力を発達させる事が出来る遊びなのでおすすめです。
最近、娘はジャンプに興味を持っていて、立った状態から少し持ち上げて下ろすのを繰り返してあげる事で、ジャンプしている感覚を楽しんでいます。
何度もジャンプさせてとせがまれる事があるのですが、私は全然体力が無いので、何度もやってあげていると息切れしてしまって(笑)
そういう時に、主人が代わってくれるととても助かります。
もう娘は、私には力が無いという事をわかっているので、抱っこもお父さんの方にしてもらいにいくようになっているくらいです。
体を動かして遊びたい時は父親、頭を使った遊びをしたい時は母親のように、役割分担が出来ていると夫婦の間でもサポートしあえるのでいいですね。
DIYでモンテッソーリ
趣味でDIYをするのが好きなお父さんもいるかもしれません。
特に好きでなくても、DIYで簡単にモンテッソーリ教育に必要な物を作る事が出来るので気分転換にやってみるのもいいと思います。
モンテッソーリ教育で大切な事の1つに「環境」があります。
環境を整えるためには、子供が使うおもちゃの置き方などにも工夫が必要なのです。
そのためには、モンテッソーリ棚を用意するといいでしょう。
このモンテッソーリ棚こそDIYで作れば、子供に合ったピッタリな物が出来るのでおすすめです。
市販されている物だと、サイズが合わなかったり高額になってしまったりする物もあるので、自分で作ってしまえばそれも解決出来ますよね。
作り方はシンプルなので、ポイントだけ抑えておきましょう。
おもちゃ全体をすぐに見渡す事が出来る
②高さ:約90cm
子供が自分で取れるくらいの高さ
③奥行:約30cm
取り出しやすいこと
④幅:約90~120cm
おもちゃを並べて置いた時に余裕がある幅
これを意識して作ってみましょう。
カラーボックスなどを繋げて作ることも出来ますが、自然素材のものがおすすめです。
ホームセンターに色々なサイズの木材が売っていますし、丁度いいサイズにカットしてもらう事も出来ますよ!
釘を打ったり、木材を持ち上げたり、力が必要な作業もあるので、夫婦で協力してやれるといいですね。
このように、モンテッソーリ教育には父親の力も重要になるのです。
自分にはやる事は無いと最初から決めつけず、出来る事から少しずつ関わっていくようにするといいでしょう。
まとめ
モンテッソーリ教育は、子供をよく観察し、子供のペースに合わせて、興味を持っている事を学ばせあげる教育です。
それには、大人のサポートが必要不可欠です。
それは母親だけではなく、父親の関わりも大事なのです。
これから、父親がモンテッソーリ教育に関わっていこうとするのならば、出来る事から始めるといいでしょう。
例えば、
2.体を使ってモンテッソーリ
3.DIYでモンテッソーリ
など、やれる事はたくさんありますよ。
うちでは、主人がお風呂に入れてくれたり、休みの日は子供とたくさん遊んでくれるので、娘は完全にお父さん子なんですよね。
主人と二人で「おいでー」と呼ぶと、迷わずお父さんの方に駆け寄って行くくらいです(笑)
教育の面でも、家族みんなが子供と向き合えれば、子供にとっても良い影響になります。
難しく考えずに、子供をよく観察し、子供に手を差し伸べてあげてください。
モンテッソーリ教育には父親の関りも必要なんです。