愛犬に美味しくて安全なごはんを食べさせてあげたい!
そんな思いをしている方はたくさんいらっしゃると思います。
手作りご飯は、飼い主さんが1から作るので、「何が入っているのかわからない」などの不安点もなくすことができますが、調理方法によっては逆効果になってしまうことも。
今回お伝えしたいのは、ワンちゃんの「手作りごはん」のメリットとデメリットを詳しく解説していきたいと思います!
目次
「手作りごはん」のメリットは?
ワンちゃんたちにとって健康的で栄養が取れる食事は、もちろん飼い主さんが手作りで作ってくれたごはんです。
実際に行われたアンケートでは、市販のドッグフードを食べていたワンちゃんより、手作りした食事を食べていたワンちゃんのほうが3年近く長生きしたという研究結果や調査結果もあります。
しかし、材料に関係なく、手作りならなんでも良いという事では全くありません。
むしろ不健康にしてしまう可能性もあるのが手作りごはんの難しいところなのです。
飼い主さんたちが「食事を手作りに切り替える」ことを考えるきっかけとして大きいのは、アレルギーやダイエットなどの問題が多いかなと思います。
市販されているいろんな種類の、いろいろな効果があるドッグフードを試したものの、しっくりくるものが見つからないため自分で作ることにしたという方がほとんどです。
市販されているフードは細かく工夫ができないので、ワンちゃんの体調や好みに合わせたごはんが飼い主さんが考えて作れることが最大のメリットです。
市販のドッグフードの材料などに不安がある飼い主さんも多いなか、手作りごはんなら新鮮な食材が使えて余計な有害成分などを使わなくていいので安心ですね。
冒頭でもお話したように「何が入っているのかわからない」という不安要素を取り除いてくれるのは、手作りの食事といえるでしょう。
デメリットはある?
反対に、人間と犬では体の作りが当然ながら違ってきますので、手作りごはんにするなら犬の栄養学と、犬の体の仕組みをしっかり学ばなければいけません。
人間と同じ感覚で料理をしていると、肥満になったり、成分の破壊などで、「手作りのほうが有害だった」というケースもあります。
ある飼い主さんのネット投稿で、「自分の愛犬が体調を崩したので病院に行ったところ、栄養バランスが考えられていない手作りごはんが原因だった」というお話も見かけるほどです。
栄養面も考慮した手作りごはんを作ろうと考えると、使用量が少ない割りに、かなりの量の食材を買わなければいけませんし、料理も人とは別に行わなければいけません。
始めたのは良いけれど、「お金も時間もかなりかかってしまった・・・」なんてこともあります。
手作りごはんは添加物が入っていない代わりに、新鮮さと引き換えに長期保存が効かないのもデメリットです。
手間にも繋がることはもちろん、災害が起きたとき愛犬に食べさせるものが無くなってしまうなどのリスクもしっかり考えましょう考えなければいけません。
非常食用に、市販のドッグフードも少し用意しておくことをオススメします。
オススメのドッグフード
非常食で用意するものとして、大変オススメなのが「ドライフード」です。
このメリットは何と言っても「簡単・便利・安い」、また長期間保存ができることです。
最近はスーパーやコンビ二でも簡単に手に入り、乾燥しているので重たいこともなく、持ち運びしやすいですよね。
世の中で言う「カリカリ」と呼ばれるごはんですが、決して当たり前ですが有害ではありません。
むしろ、犬の栄養のプロがしっかりと計算し、食べやすさなども考え抜き作られたもの。
長期保存にも向いており、日常的意外にも災害など緊急時の食事にも確保しやすいのも助かるところです。
「カリカリ」与え方には要注意
「カリカリ」はかなり栄養素が高く、総合栄養食としてのドライフードは、数字だけで見れば、栄養バランスを満たしているかもしれませんが、使われているものの質が良いか悪いかは見た目では素人が判断することはできません。
例えば購入している商品の材料が牛であれば、産地や使われている部位、加工のされ方などは分からないですよね。
もしかしたら肉の切れ端や「クズ肉」と呼ばれる量産型の家畜向けの食材が使用されているかもしれません。
それを家族である愛犬に食べさせたいと思わないですよね。
「手作りごはんを食べている犬のほうが長生きした」という調査ですが、その理由として「質の悪さや高温加熱による栄養素の損失、添加物の影響があるのではないか」と考えられています。
私たち人間にはメリットが多くても、ワンちゃんには事情が違うかもしれないのです。
一見、全て一緒に見えるドライフード。
安いからこそ、「クズ肉」が使われていたり、廃棄寸前の材料がっ川r手いたり・・・
見た目では判断できないところが大きいデメリットといえますよね。
手作りごはん「注意点は?」
いろいろと制限があったり、ドライフードではできていた長期保存ができなかったりと、難しかったり都合が悪かったりする手作りごはん。
それでも、健康のために、愛する愛犬のために「作ってあげたい」という飼い主さんは多いはず。
そこで、「手作りごはん」を作る際の、大事な注意点をまとめてみました。
食材は豊富にそろえること
手作りで最も気をつけたいのは、「栄養バランス」です。
三大栄養素であるタンパク質などだけでなく、大切な五大栄養素に含まれるミネラルやビタミンも重要です。
何かが不足したり、むしろ過剰になると良くありません。
ただ毎回、栄養素を計算して作るのはかなりの負担になってしまいます。
私たちも自分の料理でそこまで考えて調理はしないですよね。
「外食で塩分ばかり食べているから野菜を多く食べよう」くらいの軽い気持ちで調整をしているかと思います。
つまり、ひとつの食材ではバランスが良くなくても、様々な食材を使って長いスパンで見て栄養バランスの良い食事になっていれば良いのです。
特に旬の食材などを使う場合は、その時期に栄養が豊富な食材でもありますので意識して使うといいでしょう。
手作りごはんまとめ
ワンちゃんのごはんを手作りにする場合。
人間の赤ちゃんにご飯を作るように、しっかりと「食べられるもの・食べられないもの」を見分けて使うようにしましょう。
また、調理方法などもしっかりと勉強して、愛する家族を守りましょうね。