私たち飼い主の食事中、猫ちゃんが人間の食べ物に興味を持って見てきたり、おねだりすることもあるのではないでしょうか。
ですが、人間の食べ物の中には猫にとっては生命に関わる危険を伴っていたり、不健康の元になってしまう可能性をもつものもあります。
今回は、猫に与えると危険な食べ物、食べても影響の無い食べ物をまとめて解説します。
食べても影響の無い食べ物であっても、与える際の注意点などもあるので、愛する家族のためにも、しっかりと下調べをしましょう。
目次
猫の栄養素は人間とは異なる
人間と比べると、猫はタンパク質を多く必要としており、炭水化物の必要量は少ないという傾向があることをご存知でしたか?
これは、猫自体がもともと「肉食動物」である為なのです。
当然のことながら、猫と人間とでは体のつくりが違う為、同じ食べ物をたべても、同じように栄養を体に取り込むことはできないということを覚えておきましょう。
例えば、「βカロテン」という栄養素を摂取したとき、人の体の中では、βカロテンからビタミンAを合成することができますが、猫にはその機能は備わっていません。
ビタミンAを猫が体内に摂取するためには、直接摂取しないといけないということなんですよね。
ごはんをあげる際の注意点
猫ちゃんたちにごはんを与えるとき、健康面に関して何点かポイントを押さえておくことが重要です。
これらのポイントを押さえておくことで、栄養バランスの整ったおいしいごはんを食べることができるためです。
カロリーに要注意
基本的に飼い猫は、もちろん飼い主さんが管理をしなければ病気や、肥満になりやすいです。
塩分過多にはご注意を
栄養素の過剰摂取にも注意を払う必要があります。
例えば、人間のごはんを与える際に注意したい成分として、「食塩」が挙げられます。
猫が1日に摂取すべき食塩の量は、その子の体重や生活環境などによって変わってきますが、大体1~2g程度が目安になります。
分かりやすい例でお話しすると、ちくわを1本与えた場合、1本のちくわには塩分が0.6~0.9g程度入っているため、おやつとしてちくわを2本も食べればそれだけで1日の必要量を越えた塩分量を摂取することになります。
このように、塩分を多く摂取してしまうと、臓器系の病気を引き起こしやすくなるなど、健康面でのデメリットがたくさん現れてきます。
猫が苦手な味を知ろう
せっかく手作りごはんをあげても残してしまうのは心残りがあるので、味付けやトッピングに猫の嫌いなものが含まれていないかどうかを最終チェックしましょう。
猫が食べても平気な食材は?
野菜
レタス・キャベツ・かぼちゃ・きゅうり・トマト・水菜など猫は数多くの野菜を食べることができます。
野菜には、猫の健康を維持するために必要なビタミンやミネラルなど、たくさんの栄養素がたくさん含まれています。
フルーツ
スイカや梨・メロン・いちごなど、猫はフルーツも口にします。多くの果物は、水分量がとにかく多いため、夏場などの水分摂取の手段としても効果的です。
ただし、フルーツを与える際にも気をつける点があり、あまり与えすぎないようにしましょう。
穀物
積極的に穀物を与える必要は特にありませんが、栄養補給のために少しだけなら与えてもOKです。
ただし、お米やパンはカロリーが高いにもかかわらず必要な栄養素があまり含まれていないため、与えるのはあまり望ましくありません。
例えば、猫まんまは、昔は猫に必要な栄養が摂取できるといわれていましたが、ミネラル分やタンパク質が不足していますし、加減がわからない場合は、塩分過多になる可能性があります。
人間が良いとしてあげていても、実際は真逆な効果になってしまうことがあります。
肉
お肉類を食べさせてあげることは問題ありません。
もともと猫は肉食系なので、特に問題は無いと思います。
ただし、野生の頃の猫は、生の肉をそのまま食べていたわけですが
まとめ
猫ちゃんは基本的には「加熱」すればお野菜などは食べられることがわかりました。
また、もともと肉食動物なので、肉類もしっかりと火を通せば問題ないです。
しかし、中には危険な食材もたくさん。
ここでは紹介しきれなかった食材はたくさんありますので、よく下調べをしましょう。